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CICフィラデルフィア ロビー

ライフサイエンス企業向けのラボとオフィスを備えたコワーキングスペースの運営にあたるCICフィラデルフィアは、昨年1,100万ドルの拡張プロジェクトに着手したユニバーシティ・シティ拠点のリーダーに2人の女性科学者を任命しました。マネージング・ディレクターにはミシェル・オッティ氏(Michelle Ottey)、そしてラボオペレーション・ディレクターにはケリー・サリバン氏(Kelly Sullivan)が任命されました。「一言では説明しがたいのですがミシェル氏とケリー氏は研究者および指導者としての経験を兼ね備えており、科学者やイノベーションを生み出す人々のニーズに答えられる比類ない資質を備えています」と、CIC北米センター長のサラ・モリン氏(Sarah Morin)は述べています。「女性が任命されたこと、そしてミシェル氏がフィラデルフィア出身であることは喜ばしいことです」と、付け加えました。

オッティ氏はウエストフィラデルフィア(West Philadelphia)にあるフェアファックス・クライオバンク(Fairfax Cryobank)に15年間勤務し、オペレーション・ディレクター、ラボ・ディレクター、メディアスポークスマンを歴任しました。 フェアファックス・クライオバンクは複数州で稼働している遺伝学、体外受精研究所(Genetics&IVF Institute)の一部門です。 彼女はローズモント大学(Rosemont College)を卒業後、トーマス・ジェファーソン大学(Thomas Jefferson University)で遺伝学博士号を取得した後にペンシルベニア大学獣医学部で博士研究員を務めました。オッティ氏がこの職務に興味を持った理由を尋ねられたとき「興味深く、他に類を見ない機会でした」と、答えています。そして、「ラボの運営と管理、そして運用の経験を生かしてライフサイエンス分野に大きな影響を与えられる好機です。フィラデルフィア出身である私にとって、地元の科学者やイノベーターのために重要な役割を担うことは非常に魅力的です」と、述べています。

サリバン氏はラボ運営責任者としてCICのラボ顧客を援助し、CICの「イノベーション・エコシステム」への合流を支援します。彼女の目標は科学者が一刻も早い発見に集中できるよう、細部を途切れることなく処理する強力なチームを構築し、先導することだと語っています。サリバン氏は急成長を遂げる合法大麻産業に5年間従事していました。 コーネル大学(Cornell University)卒業後、インディアナ州パデュー大学(Purdue University)で生化学博士号を取得し、パデュー大学とケンタッキー州ルイビル大学(Louisville University)で博士号取得し研究を行ってきました。「私は生活の質を向上させる発見に情熱を注いでいます。私がこの役割を担う科学者であることは重要です。このことによって研究所のお客様の日々のプレッシャーと起こりうる障害を理解することができるのです。」

CICフィラデルフィアは昨年8月に1,100万ドルの拡張計画を発表しました。このプロジェクトは今年4月に完成する予定です。この拡張により敷地には約100,000平方フィートのラボスペースと450のラボベンチができ、国内最大の商業用共有ウエットラボ(液体を扱う実験室)の拠点になります。この施設には42のライフサイエンス企業と50のコワーキングテナントが入居しており、敷地にはすでに200台のラボベンチがあるのですがこの拡張により、さらに約250台のラボベンチが追加される予定です。
CICフィラデルフィアのテナントには今週初めに大規模な提携契約を発表したカリスマ・セラビューティック(Carisma Therapeutics)とセンチュリー・セラピューティック(Century Therapeutics/ナスダック上場:IPSC)のほか、CSLベーリング(CSLBehring)、アロ・バイオセラピューティック(Aro Biotherapeutics)、カバレッタ・バイオ(Cabaletta Bio/ナスダック上場:CABA)、スピロヴァン・サイエンス(Spirovant Sciences)なども入居しています。

CICフィラデルフィアは今回のパンデミックの際に顧客を失うことはありませんでした。 そして最近CICの顧客と従業員にワクチンの接種証明を提出するよう求める方針を打ち出しました。 来客、販売者、および宗教上、医療上の理由によりワクチン接種を免除された人はCovid-19検査の陰性を示す必要があります。CICフィラデルフィアがCovidワクチン方針を発表後、顧客の0.5%以下がメンバーシップの解約を選択し、実施後最初の10週間で、米国での売り上げは10%近く増加しました。
1999年にマサチューセッツ州ケンダル・スクエア(Kendall Square)に設立されたCICは、現在ボストン、ケンブリッジ、マイアミ、プロビデンス、セントルイス、フィラデルフィアに100万平方フィートを超える共有の仕事場とイベントスペースを所有、運営しています。そして、ロッテルダム、ワルシャワ、東京にも海外拠点を有しています。

フィラデルフィア・ビジネスジャーナル 2022年1月12日