米国ペンシルベニア州政府日本事務所  ペンシルバニア州の事業環境・優遇助成制度のご紹介、日本企業のペンシルベニア州への直接投資に関する各種サポート・ご相談

200220_PA新興企業の勝者3_IM.jpgインテグラル・モレキュラー 

ベン ドランズ(Ben Doranz)の談話

ユニバーシティ・シティ・サイエンス・センター内のインテグラル・モレキュラー(Integral Molecular)の研究スペースを2600平方フィートにする拡張事業に専念するために、フィラデルフィア市長ジム・ケニーは白衣を着ました。インテグラル・モレキュラーは、効果的治療法がない疾患の生物学的製剤(biotherapeutics)を開発しています。設立以来同社は国立衛生研究所(NIH)の助成金と契約資金など、5千万ドルをフラデルフィアにもたらし、業界リーダーとして、また活動する企業市民として頭角を現しました。

インテグラル・モレキュラーの由来は何ですか?

インテグラル・モレキュラーの共同設立者であるSharon Wils,
Joe Rucker
と私は、1990年代にペンシルベニア大学で一緒に仕事をし、治療困難な病気の治療に応用できるウィルス起源の新技術を開発しました。2001年にはユニバーシティ・シティ・サイエンス・センターのポート・ビジネス・インキュベーター(Port Business Incubator)にある2人用ラボに移りました。ここはペンシルベニア州から認可を受けたテクノロジーと、受賞歴のあるウォートンスクール(Wharton School)のビジネスプランを備えています。2002年に国立衛生研究所(NIH)の助成金を初めて受け、2003年には黒字化しました。

設立初期には何が必要でしたか?

当社の製品とサービスは300以上の製薬会社、バイオテクノロジー会社に販売されています。外部の投資家の助けを借りる必要がなく成長できたので、早い段階で利益を挙げることができたと思います。

ユニバーシティ・シティ(フィラデルフィアの学術推進地区)は発展を遂げるのに最適な場所です。10億ドル相当の科学的研究、専門知識、そして共同作業できる場所が徒歩圏内にあるのです。

しかし、適切な人材雇用は常に鍵となりました。自発的で異質なことに情熱を傾け、なお且つ会社と同僚に気遣いができる科学者です。これらによりよい製品を作り、顧客満足度を上げ、魅力のある企業文化が生み出され、今日60人以上のスタッフとサイエンスセンターで新規拡大した事業を推進しています。

ペンシルベニアに所在する理由は?

私達はサイエンスセンター、ユニバーシティシティ、フィラデルフィア市、ペンシルベニア州に依存しており、その全てが私達の成功に寄与しています。ユニバーシティシティは私達の成長にとってなくてはならない場所であり、徒歩圏内にあるペンシルベニア大学、ドレクセル大学、フィラデルフィア小児病院、ウィスター研究所、トーマスジェファーソン大学で、10億ドル相当の科学研究、専門知識、そして共同研究ができるのです。従業員の半数以上がこれらの機関から来ています。

私達は常に新しいアイデアを出し、革新し、新技術を生み出しています。トウモロコシ畑のような広大な場所でも同じような事ができるかも知れませんが、助けてくれる企業、人材が近くにあり、議論やセミナーをし、設備の整った環境である方がはるかに容易に物事が進みます。

あなたを刺激するものは何ですか?

私達の中心的な科学使命に加え、他の仕事、つまり科学だけではなくその周辺にある仕事に興味を持っています。

私たちの科学者は、地元住民や卒業生にバイオ技術の仕事を創出するメカニズムを構築することで、社会への還元をしたいと考えています。私達は人材の開発、そして中学から大学院までの教育およびトレーニングに積極的に関与しています。

私達は2017年に、サイエンスセンターと共同でバイオアートレジデンシー(BioArt Residency)プログラムを設立しました。私たちは3か月にわたり研究室に6人の芸術家を招き、研究者の姿を追いアート作品に仕上げ、センター内のエスタークライン・ギャラリーとその奥に展示しています。このプログラムは私達をより革新的にし、バイオ技術の研究に関して周囲の人々を教育し、究極的に公衆衛生の改善に資するのです。