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ポコノでの休息、くつろぎ、そして環境保護

昨年、ラコワクセン川の近くで、ポコノ地域のホスピタリティーリーダー、ロリー・オフィーが車を運転していると、車から3メートルの距離でハクトウ鷲がひな鳥へのエサやりのために狩りをしていました。それは2,30年前にはなかった経験であり、彼はその促進に直接かかわってきました。

ハクトウ鷲は、1970年代にペンシルバニア北東部からほとんど姿を消しましたが、ラコワクセンやデラウェア川周辺など、水路に沿って戻ってきています。ハクトウ鷲を探すことは、スキーやハイキング、夏期の湖と川のスポーツ、または単に景色を眺めるといったポコノ山地への多くの旅行者の行動順位のトップにあります。

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オフィーはデラウェアハイランド管理協会の役員であり、 2012年に開始されたグリーン・ロッジング・パートナーズプログラムの提唱者です。この非営利の地域土地信託と成長を続けるポコノ地域のホテルやリゾート組合のユニークな活動のおかげで、観光客はこうした鷲を含む地域の環境を直接支援することができるのです。それはシンプルなシステムで、 活動に参加するホテルのゲストは、予約毎に協会に 2ドル寄付することができます。この資金で組織の活動費用を支えているのです。

一滞在あたり2ドルはわずかな金額ですが、ペンシルベニアと一部州境を超えたニューヨークにある16の会員ホテルの協力により、年間約5万ドルもの資金を得ています。ペンシルベニア州とニューヨーク州を通るデラウェア川上流地域にある協会は、今年で25周年を迎え、教育プログラム、施設、ツアーなどのさまざまなプログラムを運営しながら、すでに15,000エーカーほどの土地を保護しています。

「私たちは土地と水を保護するのに大きな関わり持っています。私達と一緒に滞在するゲストは、同様に重要な関係者であることを認識しています」

とホスピタリティグループのテリー・マーセラスは述べています。

協会の活動及び開発チームリーダーを務めるベサニー・キーンは、着想は、委員会の理事会メンバーが地元の土地信託と直接のパートナーシップで働いていたバーモント州のリゾートに滞在したときに思いつきました。そして協会は、いくつかの提携ホテルと一緒に試してみることに決めたのです。

オフィーはペンシルバニア州のホーリーにある、ウッドロック不動産グループのマーケティング・ディレクターでもあります。ザ・コーナーストーン・ウッドロック・パインリゾートは家族経営のリゾートです。 ザ・ロッジ ・アットウットロックは高級ホテル&スパです。 ウッドロックは、キャンペーンとその素材を開発するのに寄与した3カ所の初期パートナーサイトの1つでした

早い段階で、オフィー氏はこのアイデアを"少し検討します"と言い、最初の数か月は難しいと続けて言いました。大小のホスピタリティー運営者は、どのように自分たちの会計システムで寄付を集めるか、を理解する必要がありました。 「運営上それは私たちにとってやることが増えて面倒です...何が利益になるのですか?」と土地所有者たちは言いました。

グリーン・ロッジング・パートナーズ協会のメンバーであり、セトラーズ・ホスピタリティ・グループ(当プログラムの創設パートナーの一つ)のホテル運営担当ディレクターでもあるテリー・マーセラスも、この挑戦​​を認めています。ホテルにはすでにさまざまな税金と手数料が課されていて、たとえ数ドルであっても、別の手数料を払うのは後ろ向きなのです。

「協会には、プログラムを他のホテルに販売するためのいくつかの基準が必要でした」とオフィーは言います。そしてそれがセトラーズとウッドロックの助けとなりました。

顧客の賛同率は非常に高いものでした。

「もちろん、私たちは土地と水を保護するのに大きな役割を果たしています」とマーケラスは言います。「私たちと一緒に滞在するゲストは、彼らも同様に大きな役割を担っていることを認識しており、2ドルを寄付し貢献することに喜んでいます。」

ゲストの肯定的な反応は、プログラムを説明するための協会提供のチェックイン時のビデオ、キーカードホルダー、ラックカードの使用といった試みの結果、増加しました。 ウッドロックは、寄附を辞退する選択肢を加えた上で、ホテルの標準請求項目に協会への寄付を加えたのでした。

今日、ウッドロック利用者の90%以上が寄付をすることを選んでいます。

グリーンロッジング・パートナーズ・プログラムは、すでに同社での業務に組み込まれています。部屋には省エネルギーの照明器具があり、すべての食品廃棄物をたい肥化してゴミの投棄量を削減しています。またそのたい肥は敷地内の庭園に栄養をもたらしていて、ウッドロッジのロッジにあるレストランに、季節の野菜を提供しています。そしてプラスチックボトルの代わりに、オーガニックシャンプーを入れるための紙のボトルを組み立てるといった、小さな取り組みもいくつかあります。

また、協会を支援するために一晩滞在する必要はありません。ただ飲み物を買うだけでいいのです。グリーンロッジング・パートナーズのプログラムをモデルにして、20181月にペンシルバニア州ホネスデールのHereNow Brewing CompanyLoose Leaf Pages and Black and Brass Coffee、ニューヨークのCatskill Distilling Company3社をパートナーとして、デラウェア・イニシアチブの協会飲料を開始したのです。

購入したすべての飲み物について、地元の水路環境を支援するために協会に1ドル(コーヒーまたは紅茶の場合は50セント)寄付します。これは地元民や観光客に、「あらゆる飲み物で、清潔な飲料水の保護に直接貢献する機会を提供しているのです」

これはポコノの住民のためだけではなく、フィラデルフィアやその先の川下に住む何百万人もの人々にとっても吉報なのです。

そして、ハウトウ鷲のような雄大な動物が、活性化された川に沿って戻ってくることにより、産業界や来訪者などの助けを借りながらポコノ山地は先進エコロジーの行楽地となっているのです。

オフィーは保護している鷲、土地、水路は「私たちの地域にとって不可欠のもの」と考えています。「自然を大切に保護しなければならない責任を誰もが考えることができれば、私たちの生活はよりよいものになるだろう」とも述べています。

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